2012年10月30日のつぶやき
21:19
デジカメ退院 http://t.co/oCb9QlAc #jugem_blog
10月27日、土曜日。
毎年、観に来ている、国立能楽堂での能。
知り合いが出演しているので、京都から案内状が届く。
本日の演能は
「姥捨」 「海人」 狂言は「呼声」であった。
最初の姥捨は、今まで観た中で一番長かった。
終わるかな〜と思ってまた動き出す。
演じるほうも観るほうもエネルギーがいる。
程よい心地よさを感じながら、異空間に自分の身を置く。
薄暗いせいか、天井の灯りが、月明かりのように感じた。
拍手は、演じる方々がすべてきれいに去ってしまったあとにする。
能は余韻を大切にするのだ。
夕方になり、新しくなった東京駅に行ってみた。
実母と実妹と写真を撮っていたら、年配のおじさんが、
「写してあげましょうか?どちらからいらしたんですか?」と
聞いてきて、
遠くから見にやってきたように見られた。
「はい、東京からです。」と答えた。
駅前のビルで3人でお茶を飲もうとお店に入った。
注文したものを待っていたら、隣の席にやってきたのが、
なんと、私のいとこの奥さんと息子さんだった。
お互いにビックリ!!
この広い東京で、たくさんあるお店の中で、しかも隣の席に来たなんて・・・
久しぶりの再会に話が弾んだ。
実は、昼間、そのいとこの話をしていたのだ。
だから、ビックリは倍に。
世の中、狭いって本当だ。
何だか、不思議な一日だった。
空を見上げると、十三夜の月が、なんでもお見通しさって感じで、輝いていた。