皆さん、この銅像は知ってますか?
薪を背負って本を読んでいるこの姿。
小学校で見かけますね。
二宮金次郎として有名な二宮尊徳です。
小田原市で生まれ、ここ栃木県今市市で亡くなりました。
尊徳さんのお墓です。
今市報徳二宮神社
二宮尊徳は東照大権現社を含め、困窮を極めていた日光の村々を復興させようと奔走したのです。
今月17日に例大祭が行われます。
尊徳さんは水の神様ということで『神水のおみくじ』ができました。
境内の御神水に浮かべて占うようです。
ぜひ、やってみたいです。
この二宮神社をより近しく、親しく、そして応援したくなったのにはある出会いがあったのです。
今年の5月21日、夫の会社のイベントで、薪火まつりというのを開いていました。
薪の中をくりぬいて作った『きこりのろうそく』の火をじっと眺めていらしたご夫婦がいました。
「いいわね〜この火」と奥様。
熱心に質問をしてくるご夫婦に担当者は説明をしていました。
話のなかでご主人の出身が、うちの夫と同じ栃木県今市市ということで、夫をすぐ呼び、話がこの火の燃え方以上に燃え上がり、
名刺を交換し、手を握り合い、肩をたたかれ、地元二宮神社を盛り上げようじゃないか、を誓い合ったのです。
今市出身のFさんは素晴らしい方で、なんと大きな大きな木で彫られた像を二宮神社に寄贈されました。
尊徳来福像と名付けられました。
杉の巨木を日本チェーンソー大会優勝者に依頼し、出来上がって6月30日に奉納設置されました。
これがひとつの木だったとは思えない大きくて、細く掘られていて、顔はとても愛らしい。
例大祭、当日は『神代の灯り』かみよのあかり として、この木のろうそくに火を灯させていただきます。
二宮尊徳翁遺訓
人生れて学ばざれば生まれざると同じ
学んで道を知らざれば学ばざると同じ
知って行うこと能はざれば知らざると同じ
故に人たるもの必ず学ばざるべからず
学をなすもの必ず道を知らざるべからず
道を知るもの必ず行はざるべからず
晩年、日光の再興に取り組み、1856年、69歳で病没
例大祭の報告はまた記事に載せさせていただきます。